【初心者のためのデッサン】質感の出し方、表現力を広げるためのお話【4/4】
どうもボビンです。
前回までに基礎的なことは学ぶことが出来たと思うので、ここからは鉛筆の使い方、テクニック的な話をしておきたいと思っています。
そこで今回は表現力を磨くための簡単な方法を紹介していきます。
石ころのデッサン
家の庭にあった石ころを適当に拾って描いていきます。
石はツルツルなものもやゴツゴツのもの、シャープな印象なものなどいろいろあります。また、見る角度によっても違った印象になります。自分で気に入った石を見つけて描いてみると楽しいでしょう。
下描き
まずは下描きをしていきます。 3Bの鉛筆を使いました。
複雑な形をしていますが、面の変わり目や形の理解が大事です。いったん質感は無視して、形状だけをみていくのがいいと思います。
ベースをつくる
引き続き3Bで描きました。
まずは全体に調子をのせます。
次に彩度の低いかげをティッシュなどでこすります。
という訳でこすり終えました。これでだいたいベースはOKなので、具体的にしていきます。
具体的にする
ここからは、硬めの鉛筆を使いました。 HBやFなどの鉛筆を立てて使うことで、石の硬さが出せると思います。
まずは、石の面が大きく変わる部分を中心に描いていくことで形に張りがでて、クリアに見えてくると思います。
ゴツゴツ感はすぐには出せないので、鉛筆を色んな方向にタッチをくわえて描いたり、ストロークの長さを変えたり(短い線で描いたり、長めの線で描いたり)、筆圧を微妙に変化させたりすると、表現に幅が出てきます。
また、練り消しも消すだけではないので、いろいろ挑戦してみてください。
ということで、完成です。
他のアングルでも描いてみました。
まとめ
そこら辺にある石ころでも、いざ描こうと思うとなかなか難しいものです。どう表現すればその質感になるのか、考えて実践を繰り返すとなんとなく分かりはじめてくると思います。
これまでに紹介したことはほんの一例で、他にも色んな描き方はあると思います。少しでも参考にしていただけたら嬉しく思います。
+α
基本的な形を描ければ、そこに質感を与えることでだいたい描けるようになると思います。
どれも光、かげ、反射の関係は同じです。それを意識すれば、立体感をだすことができます。
最後に色々描いて見たのでそれで締めくくりたいと思います(絵のチョイスは微妙ですが……)。
マグカップ
アメリカンドッグ
水面の波
羊
手
ではよいお絵描きライフを!
さようなら~♪