水滴の描き方!!デッサンでのグラデーションの感覚・描き方を身に付ける!
どうも、ボビン(@Bobin15842854)です。
では、本題に入りたいと思います。 鉛筆で絵を描いたりデッサンをしたりするときには色んなテクニックが必要になると思います。
そんな中で今回はグラデーションに注目していきたいと思います。
グラデーションが綺麗にできるだけで、随分仕上がりに差が出ると思います。
それでは、さっそくやっていきます!!
グラデーションとは?
グラデーションとは階調、段階的変化のことです。
例えば、青空を見てみると上の方がより青色が濃くなっていると思います。
こんな風に段階的に変化するものが、グラデーションです。
鉛筆で描くときは鉛筆の濃さや筆圧を線の密度を変化させることでグラデーションを作ることができます。
今回は水滴を描くことでグラデーションを学んでいこうと思います。
描き方は色々ありますが、とりあえずベースまでは同じ濃さ(2B)で描こうと思います。
また、二通りの進め方を紹介しようと思います。
水滴~描き方1 薄→濃~
水滴を描くのは難しくありません。2~3分あれば下のようにおおまかには描くことはできます(まだ描き込んでいる状態ではありません)。
まずは、ひとつめの描き方から紹介したいと思います。
薄い方から段々濃い方へとグラデーションを作っていきます。
下描き
水滴は基本的にグラデーションで描くことができます。左上から光がきている設定で描いていきます。
では、適当に丸っこい形を描きます。
グラデーションを作る
グラデーションを綺麗に作るには一定の力で描いていくことです。また、慣れていない方は一度にグラデーションを作っていこうとすると難しいかもしれないので、段階的に分けて描いていくと良いと思います。
まずは、全体的に薄く色を塗りました 。慣れていないとムラができてしまうかもしれません。できてしまったら練り消しなどで軽く消して、逆に薄くなってしまったらまた鉛筆で優しく塗っていく作業を焦らずにやります。
↓こんな感じの練りけしがあるといいかもしれません。
【サクラ】 ラビット デッサン用ねり消しゴム RDD-150
次に先程より濃い色をのせます。筆圧を少し上げる、または同じ力でも塗り重ねていけば徐々に濃くなっていきます。
これで、ほぼ完成しました。
ハイライトをいれてベースは完成
消しゴムでハイライトを入れて、完成です。
目が粗めのスケッチブックに描いているので大雑把ではありますが、もっと目の細かいスケッチブックであるとこの段階でもリアルに見えると思います。
影を落とすとき完全にべったりと影を描くのではなく、光が透過して明るくなるように見えます。
また、このときハイライトと影の部分の明るくなっている場所を直線で結ぶと水滴をだいたい半分に分けることができます。(下の図)
これがずれると、違和感がでてくると思います。
水滴~描き方2 濃→薄~
次の描き方は濃い方から描き段々薄い方へと描いていきます。
このやり方は始めに一番濃い色を描くのでそれを基準にして描き進めることができます。また、早い段階で水滴らしさが出せます。
グラデーションを作る
下描きは省きます。また、水滴の形を少し変えて描いていこうと思います。
まず、濃い色から塗っていきます。
すでに水滴感が出ている感じはしますね。 濃い色から塗るとそのものらしさや光の印象を早くとらえることができます。
ここからこの濃さより濃くならないように徐々に薄く塗っていきます。
始めは濃い色が浮いて見えてしまうかもしれませんが、徐々に薄い色を塗っていくうちに馴染むと思います。
まだ明るくなっている(白が飛んでる)部分があるのでより薄い色で仕上げます。
最終的に最初に描いたときと同じようにベースができました。
ハイライトをいれてベースは完成
同じ作業になりますが、消しゴムで消してハイライトを作って完成です。
二通りの描き方でも完成したものは同じように出来上がります。自分なりの好きな描き方を見つけると良いと思います。
番外編
ちなみに上で描いてきた水滴により手数を増やして描くとこうなります。
ベースの段階では粗めの画用紙に描いているのでざらざらしています。水滴はツルッとした印象なので、より硬めの鉛筆やシャーペンで水滴の丸み感を出すために色んなタッチを加えたり、ティッシュや綿棒とかで擦ると良いと思います。また、そうすると、鉛筆を塗り重ねている作業なので、黒くなってきてしまいます。その都度、練りけしで軽く叩いたり、転がしたりして、濃くなりすぎないように綺麗なグラデーションをつくると良いと思います。
また、グラデーションを使って描くと丸い水滴だけでなく、形の違う水滴も描けます。
おわりに
デジタルイラストなので今回のこととは微妙に違いますが、動画を見ていただくと流れが分かると思います。
グラデーションは優しく丁寧に描けば、誰にでも綺麗に描けます。
さらに、グラデーションが綺麗に描けると絵も綺麗な仕上がりに見えます。
また何か描いたら紹介したいなと思います。少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
それでは、また(__)
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【今回使用した画材】
マルマン スケッチブック アートスパイラル F3 厚口画用紙 24枚 ブルー S313-02
ステッドラー シャーペン 製図用 0.5㎜ ブラック 925 15-05
ベースが作り終わったあとの作業ではこのシャーペンを使いました。基本何でもいいとは思いますが、これは製図用のものなので、なんかいいです。いずれにせよ道具は自分が気に入ったものを使うのがやる気になると思います。