デッサンでリアルに描き表現力を身につける方法~ゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじを描く~
どうも、ボビンです。
何故かは分かりませんがが家に目玉おやじの貯金箱があったので、それを描いていきたいと思います。
目玉おやじは「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくるキャラクターですが、何も妖怪のことだけが詳しくなるわけではありません。このモチーフからいろんな事が学べると思います。
今回は目玉おやじの貯金箱をデッサンするのですが、ここで紹介していることはどのモチーフを描いてもいえることだと思うので、皆さんと一緒に学んでいけたらよいと思います。
それでは、早速見ていきましょう。
モチーフの観察
今回はデッサンをしていこうと思います。デッサンとは物の形を伝える行為であると思っているので形を観察、理解しながら描いていこうと思います。
まずは目玉おやじの観察をしてみたいと思います。
どういう風に光が当たり、かげができているか、どんな質感、素材で出来ているか、パッと見たときの印象をよくみて、観察するとよいと思います。また、そういったことが絵が上手になっていくのだと思います。
下描き
大まかな形
比率、物の成り立ちから下描きを描いていきます。
下描きは3Bで描いていきました。
目玉おやじの頭は球体なので、細かい情報は置いといて、きれいに円を描きます。
以前、球体の描き方を紹介しているのでそちらも参考にしてみてください。
【デッサン】球体の描き方~球体の光かげの感覚をつかむ!~ - 今日このごろ
また、お椀は楕円の形をしていますが、しっかり丸みを持たせて描いていきます。
要素をいれる
大まかな下描きができたので少し細かい要素をいれておきます。
注意点をあげておくと、細かく見すぎないことです。近くで見ればいろいろ要素がみえてくるとは思いますが、すべてを詳細に描く必要はありません。
形の張りの部分や光かげの変わる部分に鉛筆で少し調子をのせています。自分で張り、変わり目が意識出来ていれば、描く必要はないですが、とにかくその意識が大切です。
調子を乗せる
鉛筆で塗っていきます。
塗る場所ですが、色んな描き方があると思いますが、ここでは、色の濃い部分、かげになる部分を主に塗っていきます。
引き続き3Bで描いていますが濃い部分(目玉、タオル)はもっと濃い鉛筆でも良いと思います。
そんな細かく塗らなくてよいので、この段階では光かげ、固有色(目玉の黒や赤、白、タオルの青、お椀のオレンジ……)の差が分かれば良いです。
全体に調子をのせる
光側にも鉛筆で塗っていきます。かげ側と近づかないように色を選んで描いていきます。
光側の方が物の凹凸、表情が見えやすいので少し描いておきました(水の波紋の部分)。
かげ側を鈍くする
かげ側は表情が見えづらくなります。また彩度(鮮やかさ)が低いので、鈍くする必要があります。
彩度を低くするには、例えば、ティッシュペーパーとかで擦るといいと思います。
今、擦った部分は目玉おやじの目玉(頭?)の陰、それがおとす影、お椀の部分などです。
奥まるところは彩度が低いのでとにかく鈍くします。
光側は鈍くしないでください。
光側の描き込み
ここまでの作業でだいたい全体ができあがったので、リアリティーを加えていきます。
主に光側を描いていきます。なぜなら光があたっているが側の方が表情がよく見えるからです。
描き込むときは硬めの鉛筆で描いていきました。また、今回でいうと、目玉と水面の接地部分、お椀と地面の接地部分は硬めの鉛筆で描いて締めます。(ぼやっとさせない)
仕上げ・完成
最後に調整や全体の雰囲気を崩さないようにより細かい部分を描いて完成です。
おわりに
デッサンは光かげを意識してあんまり細かく見すぎないようにします。
たくさん練習すれば、絵は上達すると思います。
また何から描いたら紹介したいと思います。
それでは、また。